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更新日:2018年6月5日

定期的な検診で早期発見を
健康セミナー 20~30歳代で急増する「子宮頸がん」

 市職は5月31日、健康セミナーをヴィアーレ大阪で開き、女性組合員16人が参加しました。セミナーには昨年に引き続き、講師に北野病院産婦人科の辻なつきさん先生をお招きし、「子宮頸がん」の予防や治療などについて講演をいただき学習しました。

 欧米諸国では罹患率・死亡率ともに減少傾向の子宮頸がんですが、日本では年間約1万人の女性が発症し、約3,000人が死亡するなど増加しています。最近は20~30歳代の若い女性で急増しています。辻先生はその一因として、日本の検診受診率の低さ、なかでも大阪の受診率の低さとともに、子宮頸がんワクチン接種の推奨が停止されたことも指摘されました。辻先生は講演の最後に、「子宮頸がんは早期発見・早期治療をすれば治る病気」として、「定期的な検診の受診とワクチン接種の検討などで予防していくことが大切」と語られました。

 参加者からは、「スライドなど具体的な説明がわかりやすかった」「早速職場の同僚にも声をかけて、検診を受けたい」などとの声が多く聞かれました。大阪市職員共済組合では現在がん検診の申込を受け付け中です。共済組合によると、20~30歳代女性の「子宮頸がん」受診率は著しく低いそうです。申込期間は今月29日(金)まで。ぜひ受診をおすすめします。